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会員の先生方の日常診療を向上させるため、各科専門的な内容や、医科・歯科連携した講演会を開催しており、現場ですぐに役立つ実践的であると、地域医療を担う先生方にとても喜ばれています。

2017-09-03

「審査・指導等の最近の動向について」
暮石智英先生講演会開催
― 法律に則った指導を望む ―

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 当会主催の講演会が9月3日に大分市内であり、岡山県保険医協会の理事で同協会の指導・監査対策室長でもあるくれいし歯科クリニック院長の暮石智英先生が「審査・指導等の最近の動向について」と題して以下の内容の講演が行なわれました。
【個別指導に関係する法律】
 現在行なわれている個別指導は法律に則って行われているのか。個別指導の根拠は健康保険法第73条であり、そこには「保険医は厚生労働大臣の指導を受けなければならない」との規定がある。また、監査の根拠は同法78条に「厚生労働大臣は、必要があると認めるときは、設備若しくは診療録、帳簿書類その他の物件を検査させることができる」との規定が設けられている。しかしながら実態は、個別指導の段階から診療録等の書類の開示を求められ、また、場合によっては威圧的な言葉を浴びせられるなど、親切、丁寧とはいえないものもあるのではないか。そもそも現在の健康保険法は大正11年につくられたものであり、「人権」の視点が欠落しているように思える。
 国はこうした行政指導の公正の確保、透明性の向上、国民の権利利益の保護を目的として、別に行政手続法を定めている。その行政手続法の第32条には、「行政指導にあっては、行政指導に携わる者は、いやしくも当該行政機関の任務又は所掌事務の範囲を逸脱してはならないこと及び行政指導の内容があくまでも相手方の任意の協力によってのみ実現されるものであることに留意しなければならない」との規定がある。さらに、同条の2項には「行政指導に携わる者は、その相手方が行政指導に従わなかったことを理由として、不利益な取扱いをしてはならない」との規定があり、仮に指導に従わなかったからといって「不利益な取り扱いをしてはならない」としている。
 行政手続法は行政指導全般に適用されるものであり、我々保険医は個別指導を受ける際に法律や規則の内容、適用範囲等を理解した上で指導を受けるべきであり、行政サイドは法律に則った指導を行なうべきである。
【適時調査の増加予測】
 診療報酬の1件当たりの平均の返還額を見ると、個別指導で102万円、監査は325万円、適時調査で298万円である。特に適時調査の件数、返還額ともに年々増加している。適時調査は他の指導と異なり、事務方が書類を確認するだけの調査であることから「高付加価値業務」とも言われ、今後、人員を増やし、件数が増加することが見込まれている。施設基準が増えている歯科においても今後実施される可能性は十分にあるのではないか。

2017-10-15

健康保険法の改正を、個別指導は個別研修に徹すべき
井上清成弁護士講演会

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 当協会は10月15日(日)大分市内にて、井上法律事務所(東京都西新橋)の井上清成弁護士を招き、自らが共同代表を務める「指導・監査・処分改善のための健康保険法改正研究会」が発表した「健康保険法改正案」の解説、及び最近の審査、適時調査、指導、監査、行政処分、自主返還などをめぐる情勢について講演会を開催した。
 講師の井上弁護士は講演の中で「個別指導」「監査」の在り方について、「個別指導は実施を地方厚生局が行い、監査は厚生労働大臣が行なうよう区分けし、併せてその裏づけとなる根拠法令も分離させるよう健康保険法を改正すべき。そして何よりも個別指導と監査の関連性を断ち切った上で、個別指導を懇切丁寧な、診療報酬の請求業務等が向上する本来あるべき指導の姿へと改めるべき。また、医者と患者の信頼関係で行なわれている診療について、1件当たりの平均点数が高いことを理由に行政が診療に口を出すべきではなく、そのような集団的個別指導は廃止すべき」など、健康封建法の改正について解説がありました。

2017-11-25

第29回「保団連九州ブロック地域医療交流会」を大分で開催

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 11月25日から26日の2日間にわたり「保団連九州ブロック地域医療交流会」が大分市内で開催されました。1989年から九州各県持ち回りで毎年開催されているこの「九州ブロック地域医療交流会」も今年で29回目を迎え、9年ぶりに大分での開催となりました。
【記念講演会】
 初日の25日は夕方から記念講演会が催されました。講師は高知大学名誉教授で同大学防災推進センター客員教授の岡村眞先生。テーマは「近づく南海トラフ地震と頻発する活断層性直下型地震」~「ゆれ」と「津波」を災害にしないための事前減災対策~。90年から150年周期でマグニチュード8クラスの巨大地震を引き起こしている「南海トラフ地震」。前回の発生から71年が経過しており、もし発生したら九州東岸には10メートルを超える津波が予想される。
 講演で岡村教授は「『地震』は最大でも3分間の『ゆれ』を伴う。『津波』もおよそ6時間でほぼ終息する。これら自然現象を『災害』にするのは人間社会である」とし、地震の発生による被害を可能な限り少なくする普段からの心構え等について解説しました。
【交流会】
 2日目の交流会では、九州・沖縄の各県協会代表の演者9名(医師7名、歯科医師2名)が、それぞれの「地域医療」の取り組みについて発表しました。
福岡県の医師からは、自らが行なっている「無料定額診療」の実態を分析して読み取った疾病と貧困の構図について発表が行なわれ、「『無料定額診療』はあくまでも緊急回避的な措置であり、行政の諸制度の充実が必要である」としました。佐賀県の医師からは、内科疾患を抱えた患者の歯科治療における医科・歯科連携の重要性とそのための医科・歯科の顔の見える関係構築のための取り組みについて発表が行われました。また、熊本県の女性医師からは、「熊本・大分地震」の際の避難所生活における問題点、改善点について発表があり、同会女性医師部会として避難所運営における「女性リーダーの設置」「性被害対策」「口腔ケア・口腔衛生・感染症対策の徹底」などを行政に要請したことなどが紹介されました。
 大分からは当会副会長の賀来進先生が「私たち保険医として、できることからの災害対策」と題して、震災時の対応及び震災を想定した日頃からの備えについて、自身の東日本大震災時の宮城県南三陸町における歯科医療支援活動などの経験を交えて解説しました。

 今回の交流会には、九州・沖縄各県の会員医師・歯科医師、事務局など87名の参加があり、初日夜の懇親会、2日目の交流会にて活発な意見・情報交換が行なわれました。

2007年4月からの医療法の一部が改定され、無床診療所や歯科診療所を含むすべての医療機関に医療安全管理指針策定等医療安全管理が義務化されました。職員に対して年2回程度実施が必要な医療安全管理・院内感染対策の研修会を実施しています。

2017-09-14

感染対策は職員一人ひとりの役割が重要!
原利宝氏 講演会
~ 医療安全管理・感染防止セミナー ~

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 当会は、9月14日(木)大分市内にて「医療安全管理・感染防止セミナー」を開催しました。
 今回の講師は、独立行政法人別府医療センター感染管理認定看護師の原利宝氏。セミナーでは、感染に関する関連法規の紹介から、感染予防対策の基本、標準予防、感染経路別予防策などについて解説がありました。参加者は110名、要旨は次のとおり。
【医療関連感染について】
 病院内で感染したものだけを指す「院内感染」に対して、病院内、長期療養型医療施設、外来診療、在宅医療など、あらゆる環境において医療提供に関連して感染したものとして「医療関連感染」と定義。この医療関連感染の要因としては「伝染性病原体の院内持込」「標準予防策の不徹底」「医療用器具等の不適切な使用・管理」「抗菌約の濫用」「感染性廃棄物の不適切処理」などがあげられ、医療関連感染を起こしてしまった場合には、病院側には対策に掛けるコストの増大、風評被害、病棟の閉鎖などが考えられ、患者側には入院期間の延長、ADLの低下、満足度の低下などが想定され、訴訟問題にも発展しかねない。
【標準予防策について】
 感染予防対策の基本は「標準予防策」の遵守であり、その主な項目は「手指衛生」「個人防護具の使用」「呼吸器衛生/咳エチケット」「患者に使用した器材や器具の処理」「患者周辺の環境整備及びリネンの取り扱い」「患者配置」「安全な注射手技」「特別な腰椎穿刺手技のための感染対策」「血液媒介病原体曝露予防」など。
【手指衛生について】
 手指衛生で意識する部位は、手のひら、指先、手の甲、指の間、親指、手首。WHOでは手指衛生の5momentsとして「患者に触れる前」「清潔・無菌操作の前」「血液・体液に曝露された恐れのある時」「患者に触れた後」「患者周辺環境への接触後」を示している。手指衛生遵守率を上げるためには、手指衛生を行なうためのアクセスの利便性を図ったり、石けんや擦式アルコール製剤の消費量のモニタリング、現場での観察、継続的な教育、ポスター掲示が効果的。また、細菌が定着しやすくなる手荒れの予防にも注意を払う必要がある。
【個人防護具】
 医療従事者と患者を感染から守るための手袋やマスク等の「個人防護具」の着脱に際しては、着用は「手指衛生」→「ガウン・エプロン」→「マスク」→「ゴーグル」→「手袋」の順に行い、外すときは「手袋」→「手指衛生」→「ゴーグル」→「ガウン・エプロン」→「マスク」→「手指衛生」の順に行なうことが重要。
 セミナーでは、その他に「呼吸器衛生・咳エチケット」「安全な注射手技」「血液媒介病原体曝露防止」などについても解説があり、まとめとして「標準予防策は職員全員が理解すべき重要な感染対策である」ことと「近年、耐性菌が世界的な問題となっており、適切な感染予防・管理が求められている」としてセミナーは終了しました。

クリニックに必要な、労務管理の基礎、労働保険・社会保険制度の概要と諸手続き、並びに取り組みやすい助成金制度についてなど、パワーポイントをメインに解説を行い、実務に役立つ労働保険手続きテキスト・雇用管理テキストを配布しています。

2012-05-19

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開業医の先生方にとって診療報酬の改定内容は、日常診療の保険請求事務をスムーズに行うために欠かせない情報です。診療報酬が改定されるたびに、一日も早く正確な内容と解釈をお知らせするために、医科、歯科別に改定内容をわかりやすく解説したテキストを発行し、県内各地で新点数説明会と、運用上の疑問についてのQ&A説明会を実施しています。

2012-03-12

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